… … …(記事全文3,088文字)<将来の供給不足リスクを織り込み、銅相場は過去最高値更新>
LME銅相場(3ヵ月物)は、1月12日の取引で1トン=1万3,000ドル台に乗せ、過去最高値更新が続いている。昨年9月25日以降は一貫して1万ドルの節目割れを回避してきたが、そこからすでに3割強の値上がりになっている。ここ数年の上昇局面では、9,000~1万1,000ドル水準で上げ一服となる傾向が目立っていたが、明確にコアレンジを切り上げる展開になっている。
銅市場においては、「中長期的な需給ひっ迫リスク」と「足元の需給緩和状態」との強弱材料の間で綱引きが続いており、上昇する時は前者、下落するときは後者をテーマ化しつつも、明確なトレンドを形成できない状況が続いていた。しかし、2025年下旬以降は「中長期的な需給ひっ迫リスク」の深刻化が広く認識されており、現時点から銅価格の値上げを進めていかなければ、将来の供給不足は回避できなくなるとの危機感が強くなっている。

