… … …(記事全文3,083文字)<上げ一服も高止まりが続く原油相場>
NYMEX原油先物相場は1月29日の1バレル=66.48ドルで上げ一服となったが、2月は61.00~65.50ドル水準をコアに売買が交錯する展開になっている。イラン情勢の緊迫化を背景とした投機買いは一服しているが、高いレベルの先行き不透明感から大きく値を崩すようなことはなく、決定打を欠いている。
年初から産油国に関連した地政学リスクのイベントが多発しているが、1月下旬以降はイラン情勢が原油市場の中心テーマになっている。当初はイラン国内で発生した反政府デモが供給障害に発展するリスクが警戒されていたが、その後は徐々にイラン核問題を巡る米国とイランの対立にテーマがシフトしている。足元ではイラン産原油供給に大きな混乱が生じているわけではないが、トランプ米大統領は今後の交渉次第では軍事作戦に踏み切る可能性も示唆しているだけに、供給障害の発生に発展するシナリオへの対応も求められている。
