… … …(記事全文2,870文字)<金と比較して不安定な地合、投資需要動向に依存>
銀価格は不安定な値動きが続いている。COMEX銀先物相場は1月29日に過去最高値更新となる1オンス=121.785ドルまで値上がりしたが、2月6日には63.90ドルまで急反落している。その後は、安値更新は見送られているが、反発力も限定されており、65~90ドル水準に新たな取引レンジが形成されている。金に関しては、2月2日の4,423.20ドルで下げ一服となった後は、5,000ドル水準まで切り返している。既に急伸・急落前のトレンドラインに回帰しており、マーケット環境の正常化が進んでいることが窺える。一方、銀に関しては安値からの反発力の鈍さが目立つ状況にあり、両貴金属の値動きの違いが目立ち始めている。
【COMEX銀先物相場(日足)】
金相場が銀相場と比較して安定していることは、金の買い手の多様性から説明が付く。金に関しては、中央銀行の外貨準備分散、機関投資家のポートフォリオ分散といった、銀には存在しない買い手が存在する。これに加えて地金やコイン、上場投資信託(ETF)が金と銀の共通の買い手になる。

