… … …(記事全文3,299文字)<プラチナ相場の上値が重い理由>
NYMEXプラチナ先物相場は、1月26日の1オンス=2,925.00ドルをピークに2月6日の1,806.00ドルまで急反落し、その後は2,000~2,200ドル水準での低迷が続いている。昨年12月下旬以降の上昇ペースの激しさもあって、大きく値を崩したが、2,000ドル割れに対しては一定の抵抗感を見せている。一方で、金相場と比較すると安値からの切り返しは鈍く、金とプラチナの価格スプレッドは改めて拡大傾向が強くなっている。昨年末の2,100ドル水準に対して、足元では3,000ドルに迫る価格差が生じている。
プラチナ相場の反発力の鈍さに関しては、短期需給要因で概ね説明が付く状態にある。プラチナリースレート(1ヵ月物)は1月中旬には15%水準に達しており、1月29日までは10%台を維持していた。しかし、その後のプラチナ相場の急激な値下がりの中で、足元では5%水準まで低下している。価格急落で需要拡大、供給抑制の需給引き締まりは発生せず、逆に需給が緩んでいる可能性が強く示唆されている。

