… … …(記事全文3,068文字)<米国のイラン攻撃リスクを織り込む>
NYMEX原油先物相場は、2月19日の取引で年初来高値を更新した。イラン情勢の緊迫化で1月29日に1バレル=66.48ドルまで上昇するも、その後は高いレベルの先行き不透明感から上下双方に明確な方向性を打ち出せない展開が続いていた。しかし、2月18日以降は改めて投機買いが膨らんでおり、2025年8月以来の高値を更新した。
原油相場を押し上げている原動力は、イランで軍事紛争が勃発するリスクだ。米ニュースサイトAxiosは2月18日に複数の関係筋の話として、米国がイスラエルと協力してイランに対する大規模な軍事攻撃に踏み切る可能性を報じた。昨年6月よりも大規模な攻撃であり、「戦争」に近い状態になる可能性が報じられている。また、米CNNは19日、今週末(21~22日)にも米軍のイラン攻撃準備は整い、攻撃が開始される可能性を報じた。トランプ米大統領の最終決定は下されていないとされているが、これ以外にも複数のメディアが軍事衝突の可能性を報じたことで、原油市場としても徐々に米国とイスラエルのイラン攻撃開始を基本シナリオとして織り込まざるを得なくなっている。
