… … …(記事全文3,089文字)<利上げ警戒感が上値圧迫も、下値を固めつつある>
COMEX金先物相場は1オンス4,000ドル水準で下げ一服感を強めるも、反発力は限定されており、4,000~4,200ドル水準でボックス相場を形成している。引き続き米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに踏み切る可能性が上値を圧迫しているが、すでにマーケット全体で消化が進んでいるため、金相場のみを一段と大きく押し下げることは難しくなっている。いわゆる「材料出尽くし感」から、値動きが鈍化している。
6月の米インフレ指標は改善を見せたが、米金融当局者からは利上げの必要性に言及する声も目立つ。今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するクリーブランド連銀のハマック総裁は、「インフレ率は高すぎる」として、企業や消費者から対応を求める声が強くなっているとの認識を示した。カンザスシティ連銀シュミッド総裁も、インフレが自然に終息するとの見方には同意しないとして、利上げについての明言は避けたものの対応の必要性を示唆した。ダラス連銀ローガン総裁は、「インフレは持続的に下がっていない」として、「僅かな利上げ」が必要との認識を示している。
