ウェブで読む(※推奨):https://foomii.com/00187/2021050606000079739 2021年5月6日発行(通算第550号) ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 世界情勢ブリーフィング https://guccipost.co.jp/blog/jd/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ バイデン氏、アルメニア人大量殺害は「ジェノサイド」 米大統領の表明初めて(4月25日付BBC) https://www.bbc.com/japanese/56876478 バイデン大統領がアルメニア人虐殺追悼記念日に声明を発出し、オスマントルコでのアルメニア人虐殺を「ジェノサイド」と呼びました。アルメニア人虐殺の追悼声明は毎年出されていますが、大統領がジェノサイドと呼ぶのは初めてのことです(レーガン大統領は一般的な演説の中で言及したことがありますが)。バイデンは選挙戦でジェノサイド認定を公約として掲げていました。 当然ながらトルコは反発しています。本件は100年以上前のいわば歴史認識に関わる問題であり、制裁など実体的な効果を生じさせるものではありません。しかし、近年の両国の関係の悪化を象徴し、今後の見通しにも影響を与えるという意味で示唆に富む動きです。 米・トルコ関係とエルドアン政権の現状については、読者の方からも解説のリクエストがありました。そこで本日は、アルメニア人虐殺のジェノサイド認定にとどまらず、エルドアンの最新の動向を含め、米・トルコ関係の現状と見通しについて解説します。 *********** 米・トルコ関係の悪化(アルメニア人虐殺のジェノサイド認定) *********** ●ジェノサイド認定 米国の多くの大統領は、レーガン以来、アルメニア人虐殺のジェノサイド認定を検討してきましたが、同盟国(NATOのメンバー)であるトルコとの関係に配慮し、最終的にはこれを回避してきました。オバマも、バイデンと同様、選挙戦で公約としていましたが、大統領に就任すると認定を見送っています。… … …(記事全文6,577文字)
