… … …(記事全文10,176文字)2026年9月28日発行(通算第897号)
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石井順也の世界情勢ブリーフィング
https://odyssey.co.jp/blog/jd/
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もう9月も終わり。早いですね。涼しくなってきたと思ったら、天気の悪さもあってか、そのまま秋を感じさせる気候になってきました。今年も早くも終盤戦に入ってきたのかなと感じます。
さて今週は、現代の国際政治における最重要イベントといえる米中首脳会談、それに先立って行われた日米首脳会談を取り上げます。読者の方からいただいたリクエストにも、できるだけお応えした内容になっていると思います。
【目次】
1.先週の動き
(1)米中首脳会談
(2)日米首脳会談
2.今週の動き
3.近況報告
4.あとがき
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先週の動き
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9/20(日)
・米・イエメン首脳電話会談
・米中経済閣僚級協議(NY)
・北朝鮮が元山一帯から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射
・ドイツのメクレンブルク=フォアポンメルン州とベルリン州の議会選挙
9/21(月)
・トランプ大統領とNYのマムダニ市長が会談(NY)
・G7外相会合(同)
・日米韓外相会合、日米外相の意見交換(同)
・CNN、MS NOW、Politicoが、トランプ政権によるホワイトハウスへの立ち入り禁止措置は憲法修正第1条に違反するとして提訴
・中国共産党中央政治局会議(中央軍事委員会の張又キョウ副主席と劉振立委員の党籍・軍籍剥奪を決定)(北京)
・パキスタンがアフガン東部を空爆
9/22(火)
・国連総会一般討論演説(トランプ大統領、高市首相が演説)(NY、~28日)
・米・ウクライナ、米英、米韓、米・ベネズエラ、日米首脳会談(NY)
・米・GCC首脳会議(同)
・米・中南米14か国の「米州の盾」首脳会議(同)
・トランプ大統領、デンマークのフレデリクセン首相、グリーンランド自治政府のニールセン首相がグリーンランド防衛に関する協定に署名(同)
・ウィトコフ中東特使とイランのアラグチ外相が会談(同)
・日・ウクライナ首脳会談(同)
・ロシア・サウジ首脳電話会談
・サウジの東西パイプラインが稼働を再開したとの報道
9/23(水)
・モロッコ下院選挙
・習近平国家主席が米国を国賓訪問(~25日)
9/24(木)
・米中首脳会談(ワシントンDC)
・パキスタンがアフガン国内の10か所を空爆
9/25(金)
・ローマ教皇が訪仏(~28日)
9/26(土)
・トランプ大統領がイランの提案を拒否すると表明
・日米首脳電話会談
●米中首脳会談
習近平国家主席が米国を国賓訪問し、トランプ大統領と会談しました。習近平のワシントンDC訪問は15年以来、11年ぶり。トランプ第2期政権下での両首脳の対面での会談は、25年10月の釜山、今年5月の北京に続いて3度目となります。
トランプは習近平を異例の厚遇で迎えました。メラニア夫人とともに自らアンドルーズ統合基地まで出迎え、軍による栄誉礼や軍用機のフライオーバー、豪華な公式晩餐会など、壮大な演出を用意しました。
会談では、貿易戦争の「休戦」を2か月間延長することで合意。また習近平は台湾問題を取り上げ、米国に「台湾独立に反対する」立場をとるよう求めました。
AIも重要な議題でした。両首脳はAIがもたらすリスクと便益について協議し、新たな対話枠組みを設けることで合意しました。また習近平は、一方の成功が他方の失敗を意味するような「ゼロサム」の競争を避けるべきだと訴えました。
本稿執筆時点で、会談の具体的な成果をまとめた主要文書として確認できるのは、ホワイトハウスが発表した以下のファクトシートと、中国外交部が発表した「8つの成果の合意」です。今後、さらに詳しい文書や発表が出てくる可能性もあります。
■ Fact Sheet: President Donald J. Trump Advances a Fair and Reciprocal Relationship with China While Hosting Historic State Visit(9月25日付ホワイトハウス)
■ 中美達成八点成果共識(9月26日付中国外交部)
https://www.fmprc.gov.cn/zyxw/202609/t20260926_12031616.shtml
したがって、現時点で確認できる情報に基づくという留保はつきますが、おおむね前回の記事(以下のリンク参照)で予想した方向に沿った展開だったと思われます。今回は、米中首脳会談のポイントと今後の展望について、その前後に行われた外交イベントにも目配りしながら解説します。
・「習近平の訪米」(9/21)
