… … …(記事全文4,602文字)本連載で指摘したように、国際金融資本は中国デフレの解消と日本デフレの逆戻りを仕掛けている。自民党の親財務省勢力は故安倍晋三氏にいったんは機能停止させられた「財政健全化推進本部」を1月31日に新発足させた。顔ぶれは以下の通り。ちなみに麻生氏は米ロックフェラー財団(国際金融資本)・財務省ラインであり、安倍氏無き後は財務省の守護神というべきか。
最高顧問
麻生太郎
本部長
古川禎久
本部長代行
小渕優子
幹事長
青木一彦
幹事長代行
木原誠二、橘慶一郎
安倍氏が亡くなる前の2022年1月に何が起きたのか。「安倍晋三VS財務省」(育鵬社刊)から、再現しよう。
「安倍さんが首相の座を下りると、財務省が巻き返しに転じ、「増税、即ち財政健全化」という単純図式を信じる自民党の政治家を焚た きつけました。額賀福志郎さんら増税派の面々は、第二次安倍政権と後継の菅義偉政権のときは逼ひ っ 塞そ く していたが、岸田政権になるとここぞとばかりに躍り出てきた。
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財政健全化推進本部は二○二二年一月、元経産相の小渕優子さんを委員長とする小委員会を発足させたが、小委員会は完全非公開会合で、安倍さんと比較的距離のある自民党の中堅・若手議員がメンバー。 恐らく彼らを財務省の意向通りに動く「財政再建チルドレン」に洗脳しようとした。
小委員長代理だった後藤田 正純氏(現・徳島県知事)がフェイスブック(FB)に〈「積極財政」と「異次元緩和」をこれだけしてきて「PB黒字化」すら目標に立てられない「財政食い散らかし」の主張は政策とは言わない。(中略)われわれ政府与党は、手術を成功させて自立的な健康体にしようという医療チームなのである。〉(現在は削除)
安倍氏は、財政健全化推進本部の本部長の額賀氏と小委員長の小渕氏を自分の事務所に呼び出し、後藤田さんのFBのコピーをテーブルの上に置き、こう言いました。「これはどういうことですか? アベノミクスの一体どこが悪いのか、この場できちんと説明してください」 額賀氏は「それは後藤田さんの個人的な意見で......」と釈明したが、 安倍氏は「小委員長代理がフェイスブックにこんな文章を上げれば、世間はこれが小委員会の方針だと受け止める。アベノミクスの一体どこがおかしかったのか、いまここで説明してくれますか」と畳みかけた。
額賀氏は財政破綻したギリシャの例などを挙げて、プライマリー・バランス黒字化の意義を説明しようとしたが、安倍氏は財政・金融分野について驚くほど勉強しています。額賀氏はことごとく論破されました。小渕氏はひと言も発さず、うつむいていた。 結局、小委員会は単独の秘密会合は一切開かず、事実上の解体。
