… … …(記事全文1,531文字)台風シーズンを迎えた上に、南海トラフ巨大地震の勃発不安と、改めてこの美しい国も、災害列島であることを思い起こさせられる夏である。そこで、ふと頭によぎるのは、太陽光発電パネルの残骸の山、という悪夢である。
山林、農地、あるいは住宅地に敷き詰められた太陽光パネルが台風、地震で破壊され、住民の感電事故を引き起こすばかりか、大量の有害廃棄物となって環境を破壊する--。
中国が世界シェアの8割を握る太陽光発電は、民主党政権時代から政府の奨励策によって導入が本格化した。政治家もメディアも「脱炭素」「クリーンエネルギー」の名のもとに、太陽光発電の負の側面には知らぬフリをするか、完全無視するかのいずれかである。