… … …(記事全文2,423文字)7月7日、米国がイラン攻撃を再開し、トランプは停戦枠組み「イスラマバード覚書」について「終わった」と明言した。予想していたことではあるが、60日間の停戦すら守れない状況を我々はどう評価すべきなのか。現時点でどちらが優勢と言えるのだろうか。現代戦争の勝敗について考察を深めると、単純な『軍事的勝敗』だけでは判断できないことに気づく。
●「朝令暮改」の隠された目的
<2026年7月9日 ロイター>
攻撃再開についてトランプは「我々は強力な攻撃を行った。20倍の攻撃といってもいい。彼らが攻撃をするたびに、20倍にしてやり返す。」と息巻いた。
<2026年7月9日 TBS>
ところがその半日後、トランプは、「イラン側から合意を望む電話があった」とし、「戦争が再び始まることはない。」と前言撤回した。無論、この言葉の信頼性は“ゼロ”だ。
<2026年7月9日 読売新聞>
もはやトランプにとってイラン戦争は中間選挙の足枷でしかない。意味があるとすれば、トランプ自身や家族やトランプの発言を事前に知ることができる一部の人たちのインサイダー取引の材料として、だろう。
<2026年4月22日 日本経済新聞>
<2026年7月1日 Braindead World>
<2026年7月7日 RAPT理論+α>
<2026年6月5日 THE CHRISTIAN SCIENCE MONITOR>
穿った見方をすれば、イラン戦争に関するトランプの40回近くの方針転換はそのためだったと思えなくもない。
<2026年6月9日 CNN>
<トランプは「攻撃」と「停戦」のローテーションで市場操作し続けている>
いまだにトランプの発言が各市場に影響を及ぼしているのは、それが売買の材料になるからであり、トランプの発言を信じているわけではない。
●軍事的には米イスラエル優勢だが・・・
イラン戦争は長期化の様相を呈している。そこで中締め的に現時点の形勢を論じておきたい。
主要メディア(中東メディア「アルジャジーラ」やイラン国営・独立メディアを含む)が現在までに報じた両者の被害状況は以下の通りだ。
報道の通りであれば、純粋な軍事面では、米・イスラエルの圧倒的勝利だ。









