… … …(記事全文3,216文字)<中国先物市場の鎮静化、次の動きを待つ局面>
NYMEXプラチナ先物相場は、1オンス=2,000ドル台前半に三角持ち合い相場を形成している。昨年12月上旬の1オンス=1,600ドル台から昨年29日の2,584.50ドルまで急伸して過去最高値を更新していたが、今年に入ってからは売買が交錯する展開が続いている。昨年末の1,927.40ドルをボトムに下値は切り上がっているが、年初から地政学リスクの高まりなどを背景に連日の過去最高値更新となっている金・銀相場と比較すると、トレンドが明確化しているとは言い難い。ただし、これは昨年12月の僅か半月で1,000ドル近く急伸した異例とも言える高騰相場の反動であり、大きく値を崩すことなく調整局面を消化できていることは高く評価できよう。
【NYMEXプラチナ先物相場(日足)】
昨年12月下旬の高騰相場に関しては、中国の投資需要でほぼ説明が付く状態にある。11月27日に中国の広州期貨交易所でプラチナ先物が上場したが、短期間に出来高と取組高が急増し、それと歩調を合わせる形でグローバルなプラチナ相場は急伸した。取組高のピークは昨年12月26日の5万2,265枚だが、1枚=1,000グラムのため、これは168万オンスに相当する。

