… … …(記事全文3,299文字)<コーンは想定以上の豊作ショックも、現物需給引き締まる>
CBOTトウモロコシ先物相場は、約1ヵ月半にわたって1Bu=435~455セント水準で底固く推移していたが、1月12日に米農務省(USDA)が発表した四半期在庫(12月1日時点)と需給報告がネガティブ・サプライズと評価されると、417.25セントまで急落した。昨年10月16日以来の安値更新となったが、その後は420セント台で下値を固めつつも、大きな値動きは見送られている。
USDAの1月需給報告は、荒れやすい統計だ。収穫期が終わってから初めての四半期在庫(12月1日時点)が確定するため、供給見通しの修正が行われる傾向が強いためだ。今報告に関しては、マーケットではイールド見通しの下方修正が行われるとの見方が優勢だった。収穫期直前の乾燥傾向については、クロップツアーなどでも作柄環境への影響が報告されており、USDAのイールド見通しは楽観的に過ぎるとの警戒感が広がっていた。しかし実際の需給報告では、イールド見通しが前月の186.0Bu/エーカーから186.5Buまで引き上げられている。収穫面積も9,000万エーカーから9,130万エーカーまで引き上げられており、USDAは収穫期直前の天候不順のネガティブな影響を認めなかった。

