… … …(記事全文3,175文字)<インドが砂糖の無関税輸入枠を設定>
エルニーニョ現象は、ソフトコモディティ市場で循環物色を促している。足元ではココアやロブスタコーヒー相場の上昇が一服しているが、その一方でアラビカコーヒー、砂糖、綿花、パーム油、天然ゴム相場などが高騰している。エルニーニョ現象の影響でグローバルな天候不順が発生する中、どのコモディティに大きな供給障害が発生するのか、マーケット全体が手探りの状態にあることが窺える。
【ICE砂糖先物相場(日足)】
ICE砂糖先物相場は8月20日の取引で1ポンド=18.26セントまで値上がりし、2025年5月以来となる約1年3ヵ月ぶりの高値を更新した。ブラジル、インド、欧州、中国、タイ、米国など世界の主要生産地で一斉に天候障害が報告されていることが警戒されている。一ヵ国の生産障害であれば、他国が代替供給を行うことで、深刻な供給障害の発生を回避できる可能性がある。しかし今季に関しては、ブラジル、インド、欧州などの輸出能力が限られる中、安定調達が可能なのか不透明感が高まっている。

