… … …(記事全文2,878文字)<米長期金利5%でも崩れない金相場>
米長期金利は9月14日の取引で5%の節目を上抜いた。2023年10月以来の高金利環境になるが、金相場は比較的冷静な対応を見せている。「長期金利の5%突破」はメディア各社でも取り上げられている象徴的な動きだが、金相場は米金利上昇・ドル高に上値を圧迫されつつも、急落地合を形成することはなかった。
【COMEX金先物相場(日足)】
前回の5%台乗せの際には、金相場は一時1オンス=1,823.50ドルまで下落していたが、足元では4,300ドル台での取引になっている。米金利と金相場の逆相関関係は着実に緩んでいる。これは、決して米金利動向を無視・軽視しても良いことを意味しないが、従来ほどは米金利水準、すなわち金投資の機会コストの議論は重視されなくなっていることを強く示唆している。

