… … …(記事全文3,067文字)<サウジアラビアはホルムズ海峡に挑戦する>
NYMEX原油先物相場は、1バレル=100ドルに続いて105ドルを一時上抜く展開になった。5月4日以来、約4ヵ月半ぶりの高値を更新している。引き続き中東情勢に強く左右される不安定な地合いだが、9月に入ってからは供給不安が一段と高まっていることが、期近限月主導の上昇を促している。
マーケットの関心は、ホルムズ海峡を巡る米国とイランの対立から、サウジアラビアを取り巻く供給環境にシフトしつつある。サウジアラビアはホルムズ海峡の混乱を受けて、東西パイプライン経由で紅海側に輸送した原油を世界に供給する体制を構築している。ホルムズ海峡の原油輸送も完全に止まったわけではないが、9月初めの段階だとホルムズ海峡経由で日量100万バレル、紅海経由で日量300万バレル、合計で日量400万バレル程度の輸出を行ったとみられている。
