ウェブで読む(※推奨):https://foomii.com/00187/2020042405000065801 2020年4月24日発行(通算第433号) ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 世界情勢ブリーフィング https://guccipost.co.jp/blog/jd/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「外務省の研修言語・研修国・キャリア(1)」(4/10)の続きです。 https://guccipost.co.jp/blog/jd/?p=8447 前回は、外務省の研修言語、研修国、キャリアの一般論と個人的な経験を述べました。 今回は、以上を前提に、外務省員が研修国に抱く感情について個人的な考察を述べます。 *********** 外務省の研修言語・研修国・キャリア(2) *********** ●チャイナスクール 一般的に、研修国への愛着は強いものです。2年間も住めば、文化になじみ、友人もできますから、それはそれで当然のことです。研修国を「嫌い」と言う人は、私が知る限り、おそらくいません(だからと言って必ずしも「好き」というわけでもないですが)。 ただ、どのような感情を抱くかは、おそらく研修国と日本との関係も影響します。 一般的に、日本は全方位外交で、あらゆる国と良好な関係を築こうとしています。したがって、ある国・地域との関係を所管する部署(地域課)は、その国との関係を強化することに力を注ぎます。 特に、かつての日本の対中外交においては、日本が戦争によって中国に与えた傷を癒すことが最重要課題とされました。その歴史の重み、そして「重要な隣人」という感覚は、外務省員のみならず、多くの日本国民、そして政治家に共有されており、日本の外交の中でも大きなプライオリティが置かれていたことに疑いはありません。 そして、前回述べたとおり、中国語研修組(チャイナスクール)は、そのキャリアを通じて一貫して中国との結びつきが強く、関係部署で働く期間も長いです(長いほど望ましいともされる)。したがって、中国への思い入れは、必然的に強くなります。… … …(記事全文4,158文字)
