… … …(記事全文1,643文字)誰も言わないが、株高は軍需の帰結である。金融がグローバル化された世界では戦争と余剰マネーは最も相性がよいからだ。戦争は巨額の資金が動き、軍需産業に集中する。米ニューヨーク・ウォール街と言えばグローバル市場投機の総本山だが、そのきっかけは、1861年勃発の南北戦争だった。巨額の政府紙幣が発行されてばらまかれ、貨幣価値が下がるが、投機マネーが膨張する。投資家の熱狂は株式にとどまらず金、銀、銅など金属、小麦など農産物、原油など全商品に及び、先物取引が盛んになる。遠隔地でも相場情報をいち早く入手するための手段として電信網が全米に拡大した。
