２月7日の石破茂首相とトランプ米大統領の会談は成功と受けとめる向きが多いが、甘すぎる。
　トランプ氏は持論の高関税を持ち出さずに、石破首相が示した対米直接投資残高1兆ドル公約や、日本製鉄・USスティール問題についての「買収ではなく投資」という妥協案にご満悦だった。共同記者会見では、「彼のようにハンサムならよかったが、私はそうではない」とリップサービス。石破氏は帰国後、日本経済新聞記者に向かって、「トランプさんは強権的、威圧的なイメージはあるが、実は違うのではないか」と述べている。

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