田村秀男ウェブマガジン経済がわかれば世界がわかる

田村秀男（ジャーナリスト）

USスティール「買収でなく投資」は林官房長官と霞ヶ関官僚の浅智慧

発行者：田村秀男（ジャーナリスト）
価格：550円/月（税込）
2025/02/19 13:00配信の記事

　日本の宰相は、トランプ氏に抱きつくソフトバンク・グループの孫正義会長のような民間の投資家ではないはずだ。
先の石破茂首相のトランプ米大統領との会談で、石破首相は「MAGA(米国を再び偉大にする)」を掲げるトランプ氏の米国第一主義にすっかり呑み込まれてしまい、主権国家のリーダーであることを放念したかのようだった。日本の政官財、メディア各界の評価は甘すぎる。

…
…
…（記事全文2,453文字）

田村秀男

（ジャーナリスト）

1946年10月、高知県生まれ。
1970年早稲田大学政経学部卒、日本経済新聞ワシントン特派員、米アジア財団（サンフランシスコ）上級フェロー、香港支局長、編集委員、日本経済研究センター欧米研究会座長などを歴任、2006年12月から産経新聞特別記者・編集委員兼論説委員
兼任：早稲田大学政経学部講師（2004年～10年）、早稲田大学政経大学院講師（2012年～17年）、早稲田中野エクステンションション・スクール講師（2016年～）、国家基本問題研究所企画委員（2021年～）
主な著書：『人民元・ドル・円』（岩波新書）、「人民元が基軸通貨になる日」（PHP出版）、『アベノミクスを殺す消費増税』（飛鳥新社）、『日経新聞の真実』（光文社新書）、『日経新聞と財務省はアホだらけ』（共著、産経新聞出版）、『検証米中貿易戦争』（マガジンランド）、「経済と安全保障｝（育鵬社、共著）「経済成長とは何か」（ワニブックス新書）「日本経済は再生できるか」（同）、最新刊「現代日本経済史〜現場記者50年の証言」（ワニプラス）、同「金融大波乱」（共著、徳間書店）、最新刊「米中通貨戦争」（育鵬社）